POINT

設計：伊礼智設計室　変形した5角形の敷地形状の家です。「はじめて敷地を見た時、直角のない敷地は方向感覚が狂って苦労した。 その不思議さをそのままプランに反映できたら、、、 」と語る建築家伊礼智さん設計の二階リビングの家です。

設　　計		伊礼智設計室 　>>ブログ
建物概要		敷地面積　104.86㎡(31.72坪)　/　建物延床面積　100.735㎡(30.47坪)
主な仕上		外壁：ガルバリウム鋼板 内装：水性ペイント塗・パイン・さわら
営業担当		大浜
完成		2007年12月

5角形の変形敷地に建つ、シンボルツリー（ヤマモミジ）の緑が鮮やかな外観

ブリッジの下はカーポートとなっている

変形した敷地の形状を活かした室内空間

家全体のインテリアと調和する造作キッチン

コーナー窓の障子は全て壁に引き込むことができる

造作ベンチの下は収納として活用

家の至るところに家族の心地よい居場所がちりばめられている

回遊できるコンパクトな間取り　ロフトへ上がる階段の踊り場には本棚

お気に入りの本を持ってロフトへと上がる

“ほっ”と一息つける2F和室

ガラス戸で仕切られた小さな音楽室

坪庭をながめながら癒される　木の香る洗面浴室

ヤマモミジの家

直角がひとつもない変形した敷地に建つ、
４人家族のための住まいです。
５角形の母屋にブリッジを架け、下をカーポート、
上を和室とご主人の小さな音楽室としています。

直角がない敷地は方位を掴むのも苦労しました。
４角い単純な形でまとめるよりも、５角形に変形した敷地を活かして、室内に通常の感覚とは異なる空間が出来上がるのもむしろ楽しく、その土地ならではの豊かな回答になると考えた上での、変形プランです。

ＯＭソーラーの建物ではありませんが、空気の流れも考えた仕掛けもあります。壁掛けの普通のエアコンを床下に吹き出し、輻射冷暖房を試みています。小さなスペースとはいえ、冷房がどの程度有効に働くか楽しみな建物で。 （伊礼智設計室）

間取り