NO.0116 T邸 埼玉県富士見市 OMソーラー

POINT

心地よい家は外との関係が大切です。土地のもつ特性、敷地の形状、周辺環境を読み取って設計しました。 傾斜した土地を活かしたビルトインガレージ。視界の開ける二階リビングのコーナーに計画した木製の 窓は風の通り道となります。風通しをよくして、夏でも過ごしやすい、四季を通じて心地よい家です。

設  計 → 相羽建設スタッフ設計(木村)
建物概要 → 敷地面積 100.61㎡(30.43坪) / 建物延床面積 96.88㎡(29.25坪)
主な仕上 → 外壁:そとん壁 内装:中霧島壁・月桃紙・パイン
営業担当 → 橋本
完成 → 2008年8月

ビルトインガレージのある二階リビングの家

アプローチのシンボルツリーはソヨゴ

畳スペースのある2Fリビング

景色を切り取る全開放できる木製窓

プライバシーの守られたデッキは第二のリビング

障子を通してやさしい陽が室内を演出する

天井高の低い畳スペースは籠もれるような落ち着く空間に

空間をゆるやかに使い分け、拡がりのある空間に

使う人に合わせてデザインするオリジナルキッチン

さわらの木の香りが疲れをいやしてくれる浴室

朝のラッシュ時にも助かる2つの洗面ボール

縁なしの畳は純和風にならず、家全体の雰囲気と調和する

振り出しに戻った工務店探し

結婚をして賃貸のマンションに住み始めましたが、いつかは自分たちの家を持ちたいという夢を持っていました。それは分譲マンションでもなく、建売住宅でもなく、『一戸建ての家を建てて住む』ということでした。環境にも身体にも負荷をあまりかけないOMソーラーを採用し、無垢の木や自然素材を使った家にしたいということは当初から決めていました。運良く地元でOMを施工する工務店があり、施工内容や考え方もしっかりした工務店だったこともあり、最終的には建築をお願いしたいと思いながらオープンハウスやバス見学会に参加していました。しかし、その地元工務店が諸事情により突然業務をやめてしまったため、私たちの家づくりも、一転、OM施工ができる工務店探しから始めることになってしまいました。その後、子供にも恵まれ、子育てや仕事に忙しい日々が続き、家づくりのことも少し忘れかけていたある日、思い出したかのようにインターネットで「OMソーラー、自然素材・・・」と検索してみたところ『相羽建設』さんの名前がヒットしたのです!
それからは、西所沢のモデルハウス見学を皮切りに、自分たちなりに家づくりを再び現実的なものにするため、見楽会のお知らせがあるたびに足を運び、実際のOM稼動状況を見たり、無垢の木の床のやわらかさを感じたりしながらイメージを膨らませていきました。

営業担当者さんは埼玉支店長!

既に相羽建設さんで家を建てられた方や見楽会に参加されたことがある方はもうご存知のことと思いますが、ここの営業さん達は個性的な人が多く、OMソーラーや自然素材のことをとにかく熱く丁寧に語ってくれます。私たちは見楽会を通じて相羽建設さんの家づくりに対する考え方や取り組みに共感し、最終的に家を建ててもらうことに決めました。(本当は初期の段階から決めていたようなものでしたが・・・)担当をしていただいた営業の橋本さんには、自邸(祝!建もの探訪出演)とご両親宅に案内していただき、壁の素材や色、床材、木製の建具などなど、挙げればきりがないほど参考にさせていただきました。また、支店長としての業務も多忙な中、住宅ローンやその他もろもろの手続きについてもお世話になりっぱなしでした。本当にありがとうございました。


職人気質の大工棟梁

私たちの家を担当していただいた棟梁は、仕事ぶりがとても丁寧で、細部の仕上げにもこだわりをもっています。また、その仕事の全てをいやな顔ひとつせず私たちに説明してくれましたので、最初から最後まで全幅の信頼を置いてお任せすることができました。聞くと私達が当初検討していた地元工務店で仕事をしていたということで、そのような縁もあり、技術を惜しみなく披露していただいたようです。棟梁どうもありがとうございました。

図面と実際の現場の違い

打合せを何回も重ねて作っていただいた設計図面は、コンパクトな空間に必要最低限の機能を配したシンプルなもので、私たちの生活スタイルにぴったりのものでした。しかし、この図面というものは意外と曲者で、細かいところを読み込めないと、自分たちのイメージと違うものができてしまうということにもなりかねません。上棟後は、毎週最低1回は現場に足を運び、職人さんの邪魔にならないよう様々な工程を見させていただきました。設計図面で見ていた棚の高さやコンセントの位置などが、実際に立体となって目の前に現れると、自分がイメージしていたものと違っていた(図面上はもちろん合っています)部分が結構ありました。これから家を建てようと考えている方は、建築雑誌やインターネットなどでもいろいろ調べていることと思いますが、そのような平面的資料も大事なものですが、それとは別に、見楽会などに参加し、実際の建物を数多く見ることでイメージを膨らませることも大事だと思います。

つくり手と住まい手の顔が見える家へ

家を建てるにあたって、本当に様々な方々に携わっていただきました。正式な契約前からいろいろな相談に乗っていただいた営業の皆さんや、基礎工事から始まり、木工事、左官工事、設備工事等現場でお世話になった職人さん。様々な方の顔を実際に拝見して、いろいろな話を聞くことができました。完成にあたり、その全ての方々に感謝しながら大事に大事にこの家と付き合って、自分たちなりの家にしていきたいと思います。みなさんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。

間取り

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