NO.0104 H邸 東京都富士見市 OMソーラー

POINT

壁には漆喰、床には国産の杉無垢材を使用しました。自然素材を多用した家は、深呼吸したく
なるような空気が流れます。OMソーラーだから可能となった、吹き抜けのある開放感ある
2階リビングの家です。空間を細かく仕切らないのは小さな家に心地よく住まう術です。

設  計 → 相羽建設スタッフ設計(木村)
建物概要 → 敷地面積 120.41㎡(36.42坪) / 建物延床面積 89.42㎡(27.00坪)
主な仕上 → 外壁:そとん壁
内装:(壁)漆喰 (床)国産杉無垢材・大谷石
営業担当 →
完成 → 2007年11月

アプローチ

玄関

リビングダイニング

リビングダイニング

寝室

ロフト

住まい手Aさんのお話

☆どこか懐かしく温かい雰囲気。
☆気持ちいいと思えるころ合いの風の流れ。
☆用途に適した部屋の明るさ。これが自然光だと理想的。
☆素材は、触れて気持のいいもの。地球環境の負荷になりにくいもの。

これらいくつかの大切にしたいことが、できるだけ多くかなえられることを願いながら、家作りが始まりました。また、ある建築家さんの「家の中にお気に入りの場所の数が多いほど実際の広さよりも広く感じる」という言葉も心にありました。

頭で思う「こんな感じ」を言葉で伝えることの難しさ。具体的なカタチとして作り出すことの難しさ。その作り出したカタチが、実際の土地に建った場合「どのように風が入り、抜けていくのか、日の入り方はどうか」が判らない。

正直なところ「楽しみ」という気持ちがわいてたのは、家がある程度建ってからでした。きっと、不安な気持のほうが大きかったせいだと思います。それでも、こうして見楽会を迎えるまでになった今、思い描いていたもの、大事にしたいことが実現した、とても素敵な気持ちのいい家が生まれました。

これも、営業の新さん、設計担当の木村さん始め、すべての職人さんの素晴らしい技と心のおかげです。ありがとうございました。これからは、この家を「もっといい家」になるよう育てていけたらと思います。そして、この家とともに私どももいい具合に成長していけたらいいものです。


設計担当の木村からひとこと

この敷地を見たときに真っ先に感じたのは、この植林群を当初は生かし、しかし将来建物が建ったときにも対応できるようにするべきだ、ということと折角の敷地延長を生かさない手はないな、ということでした。この2点が計画する上での骨格となりました。
Aさんからはプランに際して何点かキーワードがあり、土間、2階のリビング、デッキのようなバルコニー、なによりも気持ちのよい家。これらと先の骨格を重ね合わせていくと、ゾーニングはほぼ決まってくるので、残りの部屋の配置をAさんと何度かやりとりしながら決めていき、その中で、窓の配置、建物の配置等を慎重に検討していきました。具体的には、南西角にコーナー状に窓を設けて敷地延長を利用した視線の抜けを、建物西側を少し空けて玄関に入る前に視線の広がりを感じさせる等々。
実施設計に入るとAさんからガラスブロックや力桁階段など様々なご提案があり、それ等を検討しつつ共に詳細を煮詰めていったのも良い思い出となっております。

営業担当の新からひとこと

多くの職人さんたちの手によって、間もなく完成を迎えようとしようとしています。
住まいづくりにおいて、住まい手の方がどのような感性をお持ちであるか?
それを、自分自身どれだけ感じることができ、設計に、現場に、伝えることができているか。何度もお会いする中で、プランニング以外の話しもたくさんしました。
素材を選ぶのにも、こだわりや、イメージ、色んな話をして選び抜きましたね。その中でも「環境に対するやさしさ」をハッキリと持たれていることに、とてもうれしく思いました。
これから始まる新しいお住まいでの暮らしは、私の家ではありませんが、私自身も本当に楽しみです。これからも、末永いお付き合いをどうぞよろしくお願い致します!

間取り

間取り